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地中海世界の歴史 7

講談社選書メチエ 807
本村凌二/著
著作者
本村凌二/著
メーカー名/出版社名
講談社
出版年月
2025年8月
ISBNコード
978-4-06-540497-3
(4-06-540497-5)
頁数・縦
289P 19cm
分類
新書・選書/選書・双書 /講談社メチエ
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価格¥2,200

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

一人の歴史家の視点で古代地中海文明の4000年を描く全8巻シリーズ、好評第7巻。講談社選書メチエ創刊30周年特別企画。暴君ネロの没後、混乱を収拾して帝位についたウェスパシアヌスは、平凡な家柄の武骨な軍人だったが、元老院とたくみに折り合う節約家で、権力も国家財政も安定を取り戻し、ローマの巨大闘技場コロッセオの建設にも着手した。しかし息子のドミティアヌス帝は恐怖政治の果てに暗殺され、悪帝の評価を残す。次のネルウァ帝に始まる80年こそ、18世紀の歴史家・ギボンが「人類至福の時代」と称賛した「五賢帝時代」である。2人目のトラヤヌス帝は帝国史上最大の版図を実現し、3人目のハドリアヌス帝はブリテン島からイベリア半島、アフリカ、シリアまで帝国内を旅して皇帝の威光を示した。しかし、5人目のマルクス・アウレリウス帝は『自省録』(講談社学術文庫)を著した「哲人皇帝」として知られるが、治世の最後に大きな過ちをおかしてしまう。また、「ローマの平和(パクス・ローマーナ)」の陰には不安な薄闇が広がっていた。人々は「パンとサーカス」に浮かれながらも漠然とした罪障感にとらわれ、ヘレニズムの波のなかに生まれたイシス信仰やミトラス教、そしてキリスト教などの宗教に救済を願い始める。さらに、プリニウスの『博物誌』の世界、奴隷制社会の「捨て子問題」、スペインのローマ遺跡探訪など、爛熟期のローマ社会を多角的に描く。はじめにあるイギリス人がみたローマ帝国第一章 新興家系の皇帝たち1 気取らない男、ウェスパシアヌス2 プリニウス『博物誌』の視野3 皇帝となった兄弟の明暗4 奴隷と捨て子の社会史第二章 比類なき賢帝の最大の過ち1 「至福の時代」の五人2 哲人の実子の乱行3 大浴場と愚帝の時代第三章 薄闇に生きる人々の願望1 「パンとサーカス」の恩恵と栄誉2 ポンペイを彩る神々3 ローマ人とユダヤ人の信仰4 キリスト教の登場第四章 「旅する皇帝」と辺境のローマ1 「属州」とは何か2 ガリアからブリタニアへ3 属州ヒスパニアの歴史4 スペインのローマ遺跡を歩く5 シリア、ギリシア、エジプトへおわりにローマ史とアメリカ史の交差点参考文献索引

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